何を最初に書こうか迷った挙句、初心に返り看護学生だった頃のことを思い返してみようと思いました。
レポートやテストの勉強、実習課題、卒業論文の制作等に時間が必要な中だと思いますが、こうして思わずインターネットやSNSを見てしまっている迷える(…?)看護学生さんたち、いいえ、未来の同僚たちに少しばかりエールを込めてちょっとした僕の体験談を送りたいと思います。
僕は今年で看護師10年目に突入しています。総合病院、地域病院と訪問看護での勤務を経験しています。
新人当時から現在まで、特にこれを極めたいというような科がありません。年数が経つにつれてこれを極めていきたいと考える同僚が多い中、こんな平凡な看護師もいるということです。言われるがままに配属になり整形外科、脳神経外科、皮膚科、少しだけ泌尿器科、内科、長期療養病棟での勤務をしました。新人からの3年は複合科のある病棟の配属だったため、笑ってしまうくらい勉強量がおかしかったです。配属先を見極めるのは割と重要ですね。
もっと昔の話しをすると、正直小さい頃から全く勉強が好きではありませんでした。看護の道に足を踏み入れたのも”不純な動機”一つで飛び込むこんできました。後は親の圧により引くに引けなくなり、がむしゃらにしがみつく状況に…
学生時代の成績は可もなく不可もなくというパッとしない感じでした。ベースの学力のおかげで中々苦しんだ時期もありました。短期記憶だけは良かったのでテストはなんとか…という感じです。
どんな理由であれ看護師を志すというのに元々口下手だったため、グループワークや実習中のカンファレンスでは発言が少ないとして積極性に欠けるなんて評価もちらほら受けていました。
それでもって看護師が向いてるだの向いてないだのという話しをされるわけですが、それについては学生時代に深く考える話しじゃないと今なら思います。最低限求められていることが出来ているなら多少評価が低くても大丈夫だと思います。肝心なのは何に関してもそうですが継続出来るかが問題です。回数を重ねてくると良くも悪くも出来ている”風”になっていきます。適当な看護師だなと評価されそうですが、そうして出来ているように見えるという骨格が出来たら、後から肉付けをしていけばいい話しです。日々専門性が高くなっていく現場では扱ったことのない疾患や手技というのはどんどん出てくるので、自分よりもずっと上の先輩ですら「初めて聞いた」「初めて見た」ということは珍しくないです。わからないことをわからないと言うのは悪いことではありません。わからないままにしておくことが一番の問題になっていきます。素直にひたむきに向き合っていく姿勢が問われていくわけです。
学生さんの中にはもしかしたら入学したはいいけど、思いのほか学生生活が大変で迷っているなんて人もいたりするかもしれません。直観的にこの道は向いてないと思った人は早々に違う道を模索するのは一つの手かもしれません。せっかく入学費を払ったのに…ということも考えないではないですが、お金なら時間を使えばそのうち取り返せます。30年あまり生きて、沢山の話しを聞いたり、目の当たりにして本当に人生一本道ではないんだなと感じているところです。
そして辛くて辞めたいと考えていても、看護師になりたい、患者のために頑張りたいという気持ちが少しでもある学生さん、どうか歯を食いしばって残りの数年、数か月耐えてみてください。不純な動機で入学した僕でしたが友人たちの力も借りつつなんとか卒業できてます。気持ちがあるのにやめるのは勿体ないです。先ほども書きましたが知識や技術うんぬんは後から付け足せます。数多くいる看護師の中にはとても優秀ですが、心無い看護師もいたりします。自分の優秀さをひけら辛くて辞めたいと考えていても、看護師になりたい、患者のために頑張りたいという気持ちが少しでもある学生さん、どうか歯を食いしばって残りの数年、数か月耐えてみてください。不純な動機で入学した僕でしたが友人たちの力も借りつつなんとか卒業できてます。気持ちがあるのにやめるのは勿体ないです。先ほども書きましたが知識や技術うんぬんは後から付け足せます。数多くいる看護師の中にはとても優秀でも、ぶっちゃけ心無い看護師もいたりします。自分の優秀さをひけらかしたいだけなのか?と疑問を持たずにはいられないような振る舞いをする人もいるのです。患者の立場になった時にやはり大事なのは気持ちに寄り添ってくれる心のある医療者です。
看護師になって、社会に入ってからまた見えてくるものがあるはずです。いずれも体や心を壊してまでやることではないと思うので本当にやばいと持ったら心おきなくリタイアしてください。健康な状態であれば何度だって何だってやっていけます。
書いていてお前がそれを言うのかと突っ込みたくなる部分もありますが、ここまでのことはあくまで数多くいる看護師の中の一人の意見なので参考程度にご自身の信じるやり方で突き進んでください。
それではまた!
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